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田中 正暁; 工藤 義朗*; 中田 耕太郎*; 越塚 誠一*
Proceedings of 18th International Topical Meeting on Nuclear Reactor Thermal Hydraulics (NURETH-18) (USB Flash Drive), p.1473 - 1484, 2019/08
現在、モデリング&シミュレーションにおける不確かさ評価を含む検証と妥当性確認(V&V)の重要性が注目されている。シミュレーションの信頼性を確保するためV&V及び予測解析のプロセスに対する標準化への要求の高まりから、日本原子力学会においてガイドライン策定に係る作業チームが設置された。10年間の議論を経て、「シミュレーションの信頼性確保に関するガイドライン」(AESJ-SC-A008: 2015)が2016年7月に発行された。本論文では、ガイドラインの策定までの議論の経緯とガイドラインで規定される5つの要素等について概説するとともに、ガイドラインで示される基本的な考え方に沿ってわれわれが実施した適用例題について、その一例を示す。
Chai, P.; 山下 晋; 永江 勇二; 倉田 正輝
Proceedings of 9th Conference on Severe Accident Research (ERMSAR 2019) (Internet), 14 Pages, 2019/03
RPV内部の溶融材料の挙動を正確に理解し、SAコードの精度を向上させるために、JUPITERと呼ばれる多相,多物理モデルを備えた新しい計算流体力学(CFD)コードが開発された。それは多相計算のアルゴリズムを最適化した。その上、化学反応もコード内で注意深くモデル化されているので、融解プロセスを正確に扱うことができる。一連の検証と検証の研究が行われており、これらは分析解や以前の実験とよく一致している。JUPITERコードのマルチフィジックスモデルの機能は、関連するシビアアクシデントシナリオにおける溶融材料の挙動を調査するためのもう1つの便利なツールである。
中田 耕太郎*; 工藤 義朗*; 越塚 誠一*; 田中 正暁
日本原子力学会誌ATOMO, 60(3), p.173 - 177, 2018/03
国内外においてV&Vの重要性および必要性が広く認識され、シミュレーションの信頼性の確保に関わるガイドラインや標準を作成する動きが活発になっている。2016年7月に日本原子力学会標準「シミュレーションの信頼性に関するガイドライン:2015」が発行された。これは、シミュレーションの信頼性の確保に関する重要性が高まる状況に鑑み、モデルV&V(Verification and Validation)に基づいて、不確かさを考慮した予測評価、品質管理を加えたモデリング&シミュレーションの方法論の考え方をまとめたものである。このガイドラインの発行に至った背景及び経緯、ガイドラインの概説、取り組みの現状と課題について、発行後の講習会の報告と併せて紹介する。
上出 英樹; 大島 宏之; 堺 公明; 田中 正暁
Proceedings of 16th International Topical Meeting on Nuclear Reactor Thermal Hydraulics (NURETH-16) (USB Flash Drive), p.8141 - 8155, 2015/08
高速炉の安全設計基準を支える熱流動評価手法として、燃料集合体内熱流動、自然循環崩壊熱除去、高サイクル熱疲労、炉心損傷事故を取り上げ、さらにそれら評価手法の検証の手法について、JSFRを対象とした試験研究とともにここに概説する。これらの評価手法は高速炉の熱流動現象の全体にかかる数値解析システムとして集約されるとともに人材育成と技術伝承のツールとしても有効に活用される計画である。
島崎 洋祐; 井坂 和義; 野本 恭信; 関 朝和; 大橋 弘史
JAEA-Technology 2014-038, 51 Pages, 2014/12
日本原子力研究開発機構では、高温ガス炉の空気侵入事故時及び水侵入事故時における炉内黒鉛構造物の酸化挙動評価のために、高温ガス炉水素製造システムのトリチウム挙動評価用に開発された非定常物質収支解析コードTHYTANに解析モデルを追加し、炉内黒鉛構造物の酸化量分布を計算できるようにした。本報は、黒鉛酸化挙動評価に関するTHYTANコードの解析モデル及び検証解析の結果をまとめたものである。黒鉛酸化挙動評価のために、黒鉛構造物内及び冷却材流路内の物質収支として、物質伝達による流体から黒鉛表面境界層への物質移動、黒鉛内への拡散、黒鉛酸化反応、流路内での化学反応、安全弁による物質移動をモデル化した。検証解析として、黒鉛酸化挙動評価のために追加した解析モデルごとに解析解等を用いた手計算による計算値との比較検討を行うと共に、黒鉛酸化実験における実験結果及び高温工学試験研究炉の安全解析に使用されたGRACEコードによる実験解析結果との比較検討を行った。この結果、検証解析結果は、手計算による計算値、実験結果及びGRACEコードの解析結果とよく一致し、THYTANコードの計算機能及び解析モデルの妥当性が確認された。
伊藤 啓; 功刀 資彰*; 大島 宏之
no journal, ,
ナトリウム冷却炉におけるガス巻込み現象を直接再現することを目的として、複雑な形状の体系に適用できる非構造格子を用いた数値解析手法の開発を進めている。本発表では、解析手法の検証を行うため、Manufactured Solutionの構築を試解析を行った結果について報告する。
田中 正暁
no journal, ,
多次元解析コードを用いた解析評価に対して、V2UPと呼ばれる実機予測解析までを対象とする具体的なV&V実施手順を整備、提案している。V2UPにおいては、検証解析の初段階であるVerificationとFundamental Validationの各ステップにおいて格子収束性(GCI)評価による解析結果の不確かさ評価を実施することとしている。そこで、V2UPにおける標準(推奨)評価手法を設定するため数値解析を実施し、複数のGCI評価手法を適用して不確かさ評価を実施した。それにより、われわれがEcaの最小2乗法によるGCI評価手法を修正して構築したSLS-GCI法の適用性が高く、標準手法として設定できることを確認した。
田中 正暁
no journal, ,
ナトリウム冷却高速炉の熱流動解析評価手法の整備において、解析評価結果の信頼性確保にはV&Vが必要である。実施手順具体化の一環として、最小二乗法によるGCI評価手法(SLS-GCI)を整備し、複数の例題に対して不確かさ評価を実施して適用性を確認した。
田中 正暁
no journal, ,
「シミュレーションの信頼性確保に関するガイドライン:2015(2016年7月15日発行)」講習会において、海外の最新情報について紹介する。
田中 正暁
no journal, ,
「シミュレーションの信頼性確保に関するガイドライン:2015」の発行に伴い開催する講習会において、ガイドラインで示されるV&V実施手順に沿った、熱流動分野における検証と妥当性確認解析の実施事例として、過去実施してきた実機評価までを含めたV&V実施手順(V2UP)について概説する。
田中 正暁
no journal, ,
「シミュレーションの信頼性確保に関するガイドライン:2015(2016年7月15日発行)」講習会において、海外の最新情報について紹介する。
田中 正暁
no journal, ,
「シミュレーションの信頼性確保に関するガイドライン:2015」の発行に伴い開催する講習会において、ガイドラインで示されるV&V実施手順に沿った、熱流動分野における検証と妥当性確認解析の実施事例として、過去実施してきた実機評価までを含めたV&V実施手順(V2UP)について概説する。
田中 正暁
no journal, ,
ナトリウム冷却高速炉における重要な評価課題の一つである高サイクル熱疲労現象に対する数値解析評価手法の整備およびそれによる実機評価では、不確かさ評価を含むV&Vの実施が重要となる。そのため、日本原子力学会で策定されたモデルV&Vに関するガイドラインの要求に従い実機評価までを含むVVUQ実施手順「V2UP」を整備している。本報告では、検証解析および妥当性確認解析を実施する際の品質管理の手順について、既存の品質管理の標準(ガイドライン)に基づき、「V2UP」への実装について検討した結果を報告する。
田中 正暁
no journal, ,
日本原子力学会シミュレーション信頼性分科会における活動として、日本原子力学会標準「シミュレーションの信頼性に関するガイドライン:2015」の発行に至った背景及び経緯とともにT字合流部における試験解析に適用した不確かさ評価の事例を併せて紹介する。
高松 邦吉; 沖田 将一朗; 橘 幸男; 西村 洋亮*; 岡本 孝司*
no journal, ,
本研究では、SiC母材の燃料コンパクトを採用した高出力密度高温ガス炉の事故解析を行い、実機の成立性を評価した。具体的には、高温ガス炉の安全評価で用いた2次元非定常伝熱解析コードを用いて減圧事故解析を行った結果、高出力密度高温ガス炉の燃料温度分布及びRPV温度分布等が明らかとなり、燃料最高温度は1400Cを超えないことを確認できた。つまり、減圧事故が発生しても、SiC母材の燃料コンパクトを採用した高出力密度高温ガス炉は、優れた受動的安全性の特徴を持つことがわかった。
西村 洋亮*; Anna, G.*; 吉田 克己*; 高松 邦吉; 岡本 孝司*
no journal, ,
本研究では、高出力密度高温ガス炉のために、SiC母材の燃料コンパクトを開発する。SiC母材を製造する際、SiCの熱的・化学的特性から反応焼結法が適用できることがわかった。また、事故を想定した高温酸化試験を実施した結果、SiC表面に安定なSiO酸化膜を形成するパッシブ酸化モードが示され、優れた耐酸化性能を確認することができた。さらに、SiC母材の性能評価を実施した結果、Siがリッチな化学組成ほど、耐酸化性能が更に向上し、事故時の燃料健全性を高めることができた。以上により、1400Cの事故時においても、SiC母材は腐食せず、燃料健全性を担保することができた。